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ワルファリン服用とビタミンK含む食品---納豆やクロレラは効果減弱 時間ずらしての摂取も避ける

平成21年3月16日掲載

質問

血液を固まりにくくするワルファリン(商品名:ワーファリン)という薬を飲んでいるので、納豆などのビタミンK(ビタミンケー)を多く含む食品を避けるように言われています。しかし、K(カリウム)を多く含む干しぶどうなどの乾燥フルーツが大好きなので困っています。どうしたらいいのですか?

回答

ワルファリンの効果は、納豆、クロレラなどの食品に含まれているビタミンKにより減弱します。最悪の場合には、血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等)の悪化から死亡する可能性もあります。そのため、ワルファリンを服用されている患者さんは、納豆およびクロレラの摂取、緑葉色野菜の大量摂取などを避ける必要があります。 このようにビタミンKは血液の凝固に関わるビタミンの1種で、ワルファリンを効きにくくする働きがあります。

ご心配の干しぶどうに多く含まれるカリウムですが、「K」と略されることがありますが、ビタミンKとは全く違う物質です。干しぶどうは食べても大丈夫です。

また、納豆のねばねばがいけないと思い、オクラや山芋、なめこなども避ける方がいますが、大量のビタミンKが含まれておらず問題ありません。

納豆は1回だけ食べても影響は数日間続くので、ワルファリンの服用と納豆を食べる時間をずらしてもダメです。

大石順子 (社)静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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