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頭痛のたびに漢方薬服用---決められた量と使用法守って

平成21年3月12日掲載

質問

35歳の女性。頭痛もちのため、耳鼻咽喉科でツムラの「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」という漢方薬をもらっています。頭が重いと感じる程度のとき服用するとよく効きます。服用回数が多いので、副作用について教えて下さい。

回答

漢方では、片頭痛のような慢性頭痛は、水分代謝のバランスが悪くて起きる「水毒(すいどく)」が主な原因と考えます。実際、胃の中に水がたまっていたり、尿の出方が悪かったり、手足の冷えなどがみられる人が多いため、そうした症状に応じた処方が使われます。

よく処方される漢方薬としては、「呉茱萸湯」の他に、「五苓散(ごれいさん)」、「桂枝人参湯(けいしにんじんとう)」などがあり、多くの著効例が知られています。

呉茱萸湯は、疲れやすく、手足の冷えがある人で、吐き気を伴う頭痛に用いられます。強い痛みを伴う頭痛発作を繰り返し、じっとしていられない片頭痛によいといわれています。

さらに、一般に、痛みの発作が起こった時に上腹部の胃のあたりが膨満し、つまった感じを訴えることが多かったり、発作の際に、頭が痛む側のうなじの部分の筋肉が収縮して、肩から首にかけて凝りがひどいときにも使われます。また、発作を抑えるだけではなく、長期にわたって連用すると、発作が起こらなくなる効果もあるといわれています。

漢方薬といえども薬です。決められた量と使用方法を守り、不都合な症状がみられる場合は、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談しましょう。

大石順子 (社)静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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