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強い感染力、重症化する恐れも---麻疹ワクチン、2回接種必要か

平成21年3月2日掲載

質問

中学一年生になる娘。四月になったらはしか(麻疹)の予防接種をするように言われましたが、一歳の時に既に受けています。
子どもの病気なのに、今さら二回目を受ける必要があるのでしょうか。

回答

はしかといえば、以前は乳幼児の病気だったのですが、最近は大学生などにも広がりを見せています。

その理由として考えられるのが、麻疹ワクチンの未接種があります。

しかし、1回接種した場合も、毎年のように麻疹が流行していた時代は、自然感染により免疫が強化されていたのですが、 流行そのものが少なくなってくると自然感染の機会が減り、その結果、免疫が低下する人がいることがわかってきました。

そのため、2006年6月以降、麻疹単独ワクチン、風疹(ふうしん)単独ワクチンの各1回接種制度から、 麻疹・風疹混合ワクチンを用いて、1歳児と小学校就学前の1年間にあたる子どもを対象とした2回接種制度に変更がされています。

麻疹は、感染力が強く、感染者と20分一緒にいるだけで感染し、かかってしまうと特効薬はなく、 約3分の1には脳炎や肺炎、中耳炎などの合併症が起こる重症疾患です。

2008年4月から、中学1年生と高校3年生に相当する子どもに対し、 麻疹・風疹混合ワクチンの予防接種の公費負担制度が5年間の時限措置として始まっています。

今年度の対象年齢の人は、4月以降は無料接種の対象ではなくなるので、早めに接種しましょう。

大石順子 (社)静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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