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めまいの治療薬あるか 複数組み合わせ対応 疲れためず十分睡眠

平成20年12月11日掲載

質問

62才女性。最近、体がフワフワした感じでふらつくめまいが起きます。治療薬には何がありますか?

回答

からだには姿勢のバランスを保つ機能が備わっていますが、この機能に異常を来すとめまいが起こります。症状には、(1)自分の目の前の光景や、自分自身がぐるぐると回っているように感じる回転性めまい、(2)ふわふわして足が地につかないように感じる浮動性めまい、(3)目の前が暗くなり、立ちくらみ感のある失神性めまい、などがあります。

めまいの原因は、耳からのものと脳からのもの、それ以外の病気が原因で起こる場合があります。

急性期の治療は、悪心・嘔吐などの症状が強いので、対症療法が優先されます。一番楽な姿勢をとり、外的刺激の少ない静かな暗い部屋で体動をできる限り避けて安静を保ち、炭酸水素ナトリウム(商品名:メイロン)、メトクロプラミド(プリンペラン)、ジアゼパム(セルシン)などの注射薬が主に用いられます。

慢性の場合は、イフェンプロジル(セロクラール)、アデノシン三リン酸(アデホス)、カリジノゲナーゼ(カルナクリン)、ジフェニドール(セファドール)、ビタミンB12などが組み合わせられ、内服します。

また、良性発作性頭位めまい症では、浮遊した耳石を元の位置に導くために、医師が患者さんの頭や首を支えて、前後左右にゆっくり動かす理学療法も行われます。

めまいを予防するためには、塩分を1日8ミリグラム以下にして体内の水分量を抑え、血行不良を防ぐために禁煙し、ウォーキングや水泳などの有酸素運動や、ストレスや疲れをためこまないため、1週間に1日の休みと十分な睡眠をとるようにしましょう。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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