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栽培したウコンの利用法 長期や過剰な摂取に注意 煮出して茶や薬用酒に

平成20年12月1日掲載

質問

77才の女性。ウコンは万病によいと聞き栽培しました。ところが、過日の新聞に、あまりよい記事が出ていませんでした。どんな病気によいのでしょうか。また、日常生活での利用法を教えてください。現在、高血圧と胃腸病の持病を持っています。

回答

ウコンには、カレー粉の原料で知られ肝臓によいといわれている秋ウコン(ターメリック)、春に花を咲かせる春ウコン(キョウオウ)、葉に紫の筋を持ち胃腸によいといわれているウコン(ガジュツ)の3種があり、ショウガに似た根茎を食用や薬用にします。沖縄では「ウッチン」と呼ばれお茶として飲まれてきました。

また、ウコンの精油成分にある特有の香りや防虫・防菌効果を利用し、ウコンで染めた布で衣類や書画骨董などを包んで虫除けにしています。

しかし、新聞の報道にもあるように、過剰または長期に摂取すると消化管に障害を起こすことがあり、肝硬変の女性が粉末ウコン摂取後症状が悪化し死亡した例もあるので、肝臓に障害や持病がある場合は安易な摂取を避け、主治医に相談してください。

ウコンは薄くスライスして天日で干して乾燥させると長く保存できます。乾燥させたアキウコンをフードプロセッサーにかけて粉末にし、カレーやスープ、ミートソース、天ぷらの衣などの色づけや風味づけに使います。

鍋に水2カップと乾燥ウコン1グラム(生の場合は5グラム)を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にして4から5分煮出してウコン茶として飲用したり、ウコンの薬用酒としても活用できます。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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