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帯状疱疹の予防接種受けたい 「水痘ワクチン」が使われる 高齢で免疫ない人にお勧め

平成20年10月22日掲載

質問

68才男性。知人が帯状疱疹にかかり、その後とても辛くて苦労しているようです。帯状疱疹の予防注射があると聞いたことがありますが何科で受けられるのですか。

回答

帯状疱疹は水ぼうそうと同じ種類のウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)が原因でおこります。このウイルスは、はしかについで伝染力が強いといわれ、子どもの頃に感染すると発疹などの「水ぼうそう」の症状がでます。

症状が治まっても、実はウイルスは人の体の神経節に潜みついており、長期間経って免疫を記憶している細胞が少なくなり、疲れやストレスがたまり免疫力が低下することにより、増殖・活動を始め、帯状疱疹の症状が現れます。

帯状疱疹の発症の予防には、疲れやストレスをためないなどの、日常生活の注意が大切ですが、高齢で、帯状疱疹にかかったことのない人では予防接種を考慮しましょう。

日本では現在専用ワクチンはないので、水ぼうそうを予防する「水痘ワクチン」が使われます。生後12月以上の水痘にかかっていない者やハイリスク患者などが主な接種対象ですが、「水痘ウイルスに対する免疫能が低下した高齢者」も接種対象となっています。

接種により、帯状疱疹が発症しにくくなる、発症しても軽症ですむ、帯状疱疹後神経痛が残りにくくなるなどの効果が期待されています。

希望する場合はかかりつけ医や皮膚科に相談してください。免疫不全のある方などは摂取を受けることができません。予防接種の費用は自己負担です。接種部位が赤くはれたり、接種して2から3週間後に軽い発疹や発熱が起きることがあります。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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