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骨粗しょう症、日常生活の注意点 食事、運動、日光浴心掛け 市販のカルシウム剤併用も

平成20年10月1日掲載

質問

79才の母。骨粗しょう症と言われ何年もたちます。薬はのんでいません。畑仕事のときはコルセットをしています。市販のカルシウム剤は効果がありますか。牛乳、ヨーグルトなど乳製品はどうでしょうか。

回答

骨粗しょう症とは、長年の生活習慣などにより骨の量が減ってスカスカになり、骨折をおこしやすくなっている状態のことをいいます。年を重ねることにより、どんな人でも骨の量は減ってきますが、体質や生活のしかたが関係しているので、個人差が出てきます。特に女性は閉経によって骨をつくるもとになる女性ホルモンの分泌が減るため多くみられる病気です。

骨粗しょう症で大切なのは、日常生活の中で骨量を増やす努力をすることです。何年もかかって減ってきた骨ですから、いっぺんに増やすことは困難ですが、「食事(カルシウムの摂取)」「運動」「日光浴」の三原則を心がけることが大切です。

カルシウムの多い食品には、牛乳・乳製品が重要ですが、大豆製品、骨ごと食べられる小魚、海草類、緑黄野菜も優れています。上手にとれない時は市販のカルシウム剤を利用しましょう。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む、しいたけや鮭、鯖などもとりましょう。

病気が進むと薬物療法を始めますが、その場合でも三原則をないがしろにしていたのでは薬の効果があがりません。薬物療法を始める場合、いつから、どんな薬を選ぶかは、年齢や症状の進み具合により医師が判断しますので、心配な時は受診しましょう。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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