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妊婦、妊娠前のビタミン剤の利用は 食生活見直し、適切の補給 先天異常予防に葉酸摂取

平成20年9月25日掲載

質問

昨秋、息子が結婚しました。子どもはいません。息子も嫁も勤務が大変なようで、総合ビタミン剤(商品名:ポポンS)を飲むようにと送りました。最近、薬に添えられた注意に「妊娠3カ月前から妊娠3カ月までの間にビタミンAを1日10,000国際単位(IU)以上摂取した妊婦から生まれた児に先天異常の割合が上昇したと報告がある」の記述に気付き心配になりました。10,000IUとはどのくらいですか?日常レベルでは大丈夫でしょうか。

回答

成18年の国民健康・栄養調査によると、女性の場合、ビタミンAを平均1,900IU摂取しています。ポポンSに含まれているビタミンAは1日量で2,000IUなので、合わせて3,900IUくらい摂取していたと考えられ、極端に偏った食事をしていない限り心配することはないでしょう。10,000IUとはビタミン剤、栄養機能食品、サプリメントをとり過ぎた場合に起こると思われる数字です。
ポポンSは、肉体疲労だけでなく、妊娠授乳期などの場合の栄養補給の薬です。妊婦や妊娠を考えている場合は、まず食生活を見直し、必要があれば適切に利用しましょう。
また、妊娠を計画している女性は、ビタミンB群の一つである葉酸が必要です。厚生労働省は先天異常のリスクを減らすために、サプリメントから1日0.4ミリグラム(400μg)の葉酸を摂取するよう呼びかけているので、日頃から栄養バランスに気を付けるとともに葉酸の摂取をお勧めします。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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