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市販の禁煙グッズ、効果は 始めるきっかけや継続助ける

平成20年8月27日掲載

質問

47才男性。薬局で、禁煙用のガムやアメ、ニコチンの入っていないたばこなどが市販されています。これらの禁煙グッズで本当にたばこがやめられるのでしょうか?

回答

禁煙のサポートを謳ったニコチンが含まれていないガム、トローチやアメ、たばこのように吸いながら使用するパイプ型などのさまざまな禁煙グッズが販売されています。これらは、有効成分として松葉、杜仲葉、ヤシガラ活性炭、ユーカリ、ハーブなどを含んでいますが、医学的な有効性を示すデータは見当たりません。しかし、これらの禁煙グッズが禁煙のきっかけとなったり、継続のために一定の効果を発揮することがあります。

また、ネオシーダーという咳や痰の薬用吸煙薬が売られていますが、これには1本当たり、たばこの6分の1程度のニコチンが含まれており、依存に至っている症例もあることなどから、禁煙のために用いるべきではありません。

薬局で購入できる禁煙補助薬(OTC医薬品)には、ニコチンガムと最近発売になったニコチンパッチがあります。禁煙するとでてくるイライラ・集中困難などのさまざまな離脱症状(いわゆる禁断症状)を和らげるのに必要な量のニコチンを、ガムは口の粘膜から、パッチは皮膚から体内へ安定して供給し、無理なく禁煙に導く薬です。使用に際しては薬局の薬剤師に相談することをお勧めします。

タバコは、肺や口腔ガンの発生が増え、高血圧や高脂血症になる可能性も高くなるなど身体的な悪影響をもたらします。周りの人にも影響がありますので、どんな方法でも、まずは禁煙してみようという決意が大切です。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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