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眠くならない酔い止め薬 対応タイプも、薬剤師に相談

平成20年8月13日掲載

質問

38歳女性。夏休みに家族旅行を計画しています。乗物に酔うので予防薬がかかせないのですが、とても眠くなって困っています。眠くならない酔い止めの薬はあるのでしょうか?また、家族の酔い止め薬を選ぶ時に注意すべきことを教えてください。

回答

乗り物酔いは動揺病ともいわれますが、病気ではなく、平衡感覚を調整する過程で自律神経系に一時的な異常が起こる「病的状態」です。多くの乗り物酔い予防薬には、吐き気、嘔吐、めまいなどの症状を予防、軽減し、鎮静作用がある成分が含まれていますが、これらの成分は中枢神経を抑制するため、眠気や口渇などの副作用が出てきます。その眠気をを軽減することを期待してカフェインなどが配合された製剤がありますので薬剤師に相談しましょう。

また、家族の薬剤を選ぶ時は、緑内障や前立腺肥大症などの持病があったり、服用中の薬がある場合には、持病を悪化させる可能性もあるので注意が必要です。

乗り物酔い予防薬は原則として3歳未満には用いません。成分により、6歳未満への投与禁止や15歳未満には投与禁止の製剤があるので、子供の年齢に合わせて薬を選びましょう。

液、散、顆粒、錠、カプセルが選べる上、水なしでも服用できるチュアブルや口腔内崩壊錠の製品は、すぐに溶けるため、酔ってからの服用にも適しています。

服用の際の注意は、(1)乗り物に乗る30から1時間前に確実に服用し、(2)加の場合は、定められた服用間隔と1日の使用回数を守りましょう。

楽しい旅行を台無しにしないためにも、個々に合った酔い止めの薬を上手に使ってください。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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