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口唇ヘルペスの市販薬について 再発に対応、治療経験が前提

平成20年7月7日掲載

質問

41才女性。かぜをひいて熱が出ると、口のまわりに「かぜの華」と言われるピリピリする水ぶくれができます。なかなか病院に行けないのですが、最近、市販薬(OTC医薬品)で効果がある薬が発売されたと聞きました。

回答

「かぜの華」や「熱の華」とも呼ばれ、口のまわりに痛みをともなう水ぶくれを作る口唇ヘルペスは、ヘルペスウイルスが原因でおこる感染症です。このウイルスは、一度感染すると症状がおさまっても体内に潜みつづけ、かぜや疲れなどで体調が悪くなると再発します。

口唇ヘルペスの治療は、抗ウイルス薬の軟膏を塗るのが一般的です。ウイルスが増えるのを抑える薬なので、ピリピリ・チクチクするといった自覚症状(再発のきざし)を感じたら、なるべく早く使い始めるのが効果的です。しかし、すぐに病院に行きたくても時間がとれない人も多いため、昨年、医療用成分のアシクロビルを配合した軟膏が発売されました。この軟膏(商品名:アクチビア軟膏、ヘルペシア軟膏)の効能は口唇ヘルペスの再発であるため、過去に医師により口唇ヘルペスと診断され、治療をしたことがある人に限られます。

使用期間は10日間程度が目安ですが、かさぶたができて水ぶくれが乾燥すれば、薬の使用を中止してもかまいません。また、7日間くらい使用しても症状がよくならない、あるいは悪化するような場合には、医師・薬剤師に相談しましょう。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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