このページのトップ

現在の位置: トップページおくすり相談静岡新聞「薬の相談室」平成20年4月から平成21年3月 › 幼児の吐き気止めに量違う2種 坐剤と粉薬は働き方異なる



ここから本文です

幼児の吐き気止めに量違う2種 坐剤と粉薬は働き方異なる

平成20年6月30日掲載

質問

3才の娘ですが、乳幼児嘔吐下痢症で吐き気止めが処方されました。ドンペリドン30ミリグラムの坐剤(商品名:ナウゼリン坐剤30)を使って吐き気がおさまってきたら、粉薬(ナウゼリンドライシロップ10ミリグラム)を飲ませるように言われました。坐剤と粉薬で薬の量が3倍違っていますが、大丈夫でしょうか。

回答

ナウゼリンという吐き気止めの薬には、坐剤と経口薬(ドライシロップと錠剤)があります。3才の場合、ナウゼリン坐剤なら1回30ミリグラム、1日2から3回、ナウゼリンドライシロップなら1回10ミリグラム、1日3回が普通に使われる量です。ナウゼリン坐剤とナウゼリンドライシロップの薬の量がずいぶん違うため疑問に思われるかもしれませんが、薬の効くしくみが坐剤と経口薬では少し違うからです。

ナウゼリン坐剤もナウゼリンドライシロップも体内に吸収されて効果を発揮するのは同じですが、ナウゼリンドライシロップには小腸から吸収される前に胃壁に直接働いて吐き気をとめるという別の働きもあります。そのため、ドライシロップが坐剤よりも少ない量でも同じ効果が出るように計算されていますので心配ありません。

気をつけたいのは、ナウゼリン坐剤の効果は7から8時間続きます。そのため、坐剤を続けて使う場合や、ご質問のような坐剤とドライシロップを併用する場合は必ず7から8時間以上あけて切り替えてください。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

このページの先頭へ戻る