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市販の頭痛薬、常用は可能か まず、月10回までの服用量で

平成20年6月23日掲載

質問

35歳の女性。肩がこったり目が疲れたりすると頭痛になります。頻繁に頭が痛くなるのですが、市販の頭痛薬をのみすぎると良くないのでしょうか。いつも決まった頭痛薬を服用しています。また、生理痛もひどく、このときも同じ薬をのんでいます。

回答

市販薬は厚生労働省が認めた成分を製剤化したもので、安全性に大きな問題があるものではありません。しかし、安全だといっても毎日のように服用すると、脳が痛みを感じやすくなり、かえって頭痛がひどくなります。このような頭痛を『薬物乱用頭痛』と言います。

もし、毎日のようにズキズキ頭が痛んで鎮痛薬がちっとも効かない、薬をのんでも頭痛が前より(数か月前よりも)ひどくなっている、というような時は薬物乱用頭痛の可能性があります。

治療するには原因となっている鎮痛薬を思い切って断薬(薬断ち)します。自分の努力で薬断ちに成功する人もいますが、もともと頭痛持ちだったから薬物乱用頭痛になったわけです。信頼のおける医師のもとで慢性頭痛の治療を受けるとよいでしょう。

薬物乱用頭痛を予防するには、頭痛薬として、また、生理痛薬としても、合わせて月10回までの服用であれば、早め早めに服薬するのがコツです。頭痛が本格化してからではかえって服用量が増えてしまうからです。この範囲で収まらないときには、頭痛の予防薬(処方せんの必要な薬)を服用して発作の頻度を減らすという方法がありますので、医師に相談してください。

また、鎮痛薬は一般的に胃を荒らしたり、喘息を誘発することもあるので、市販の鎮痛薬の購入に際しては薬剤師に相談しましょう。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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