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ニコチン含まない新禁煙薬、使用法は 最初は喫煙しながら服用

平成20年6月16日掲載

質問

46才男性。新しい禁煙薬があると聞きました。ニコチンを含まない禁煙薬とのことですが、新しい禁煙薬はどのように使用し、どれほどの効果があるのか教えてください。

回答

新しい経口禁煙補助薬はバレニクリン酒石酸塩(商品名:チャンピックス)といい、米国を含め60力国で広く使われて高い効果が報告されています。「喫煙しながら使える」ニコチンを含まない禁煙治療薬として注目を集め、わが国では今年5月に発売され、医療機関で処方されています。

この薬は、ニコチンを代替する方法ではなく、従来の薬とはメカニズムそのものが異なります。離脱症状を軽減する一方で、喫煙で得られる快感を抑制し、たばこを吸ってもおいしくなくなるのです。

具体的な使用法ですが、最初の1週間は、喫煙しながら服用量を増やしていきます。8日目から禁煙を開始して、12週間服用を続けます。

心配されている副作用は、嘔気、頭痛、便秘などが主なものですが、今年2月にFDA(米国食品医薬品局)から、服用者に自殺が相次いでいる報告があり、波紋が広がりました。日本では重篤な症状や、治験段階で服用中止になった症例もなく、リスクは決して高くないので、冷静な対応と観察をすべきと思われます。

また、薬局・薬店ではニコチン置換療法を目的としてニコチンガムや新しくニコチンパッチが販売されました。禁煙を希望される方は、かかりつけの医療機関や薬局でご相談ください。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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