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徐法性の薬の錠剤が便に混じる 有効成分溶け出した後の殻錠か

2008年4月17日掲載

質問

48歳女性。1日1回だけ飲めば効き目があると言われる徐放性の血圧の薬を、今回、ジェネリック医薬品(後発医薬品)に替えてもらって飲んだところ、翌日、便の中に錠剤がそのままの形で溶けずに混じっていました。それでも効果はあるのでしょうか?

回答

徐放性の薬というのは、薬がゆっくりと溶けるように工夫され、一度に溶け出るのを防ぎ、薬の作用時間を長くするようにした製剤のことです。このような薬は、1日の服用回数が減るので、薬を飲むわずらわしさが少なくなり、飲み忘れを防ぐことができるなどのメリットがあります。

このような徐放性の薬には、徐々に溶け出させるため、例えば、不溶性のスポンジ状の錠剤に医薬品成分をしみ込ませている薬もあります。しかし、服用後、有効成分が溶け出しても、残ったゴーストタブレット(有効成分が放出された後の殻錠)が水に溶けにくいために糞便中に出てしまい、まるで錠剤が溶けないでそのまま出てしまったように思われることもしばしば見られます。

ゴーストタブレットだった場合、薬の効果が今までと異なることはなく、問題はありません。

4月から処方されやすくなったジェネリック医薬品(後発医薬品)でこのようなことは多く経験されていますが、先発医薬品でも起こります。もし、医薬品を使用していて不安があるようでしたら、遠慮せずに薬剤師に申し出て確認してください。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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