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骨粗しょう症の治療薬---服薬中は口腔(こうくう)のケアを

平成22年1月28日掲載

骨粗しょう症とは、骨の量が減って骨が弱くなる病気です。ひどくなると骨折を起こし、寝たきりの原因となる場合もあります。古くは古代エジプト文明時代からある病気ですが、近年寿命が延び、高齢者人口が増えてきたため、特に問題になってきています。

骨粗しょう症の治療は、食事からカルシウムやビタミンDなどをしっかりとること、運動すること、適度に日光を浴びることなどをきちんと行った上で、必要に応じて薬が処方されます。

治療に使われる薬の種類の1つにビスホスホネート系薬剤(製品名:ボナロン、ベネットなど)があります。骨からカルシウムが溶け出すのを強力に抑える働きがあり、骨量を増やし、骨折を予防する薬で、1週間に1回の服用で効果があるものもあります。

気をつけたいのは、早朝空腹時に服用し、服用後30分は食物をとらないことです。そして、副作用として、胸やけなどの消化器症状、特に食道潰瘍(かいよう)が報告されているので、速やかに胃内へと到達させ、逆流させないために、服用後はすぐに横たわらないようにします。

また、歯の治療の際に、顎骨壊死(がっこつえし)という顎(あご)の骨が腐る可能性が指摘されていましたが、顎骨壊死の発症には口腔細菌の感染が大きな引き金であり、専門家による口腔清掃により予防することも可能であることがわかってきています。

ビスホスホネート系薬剤を服用中は口腔内を清潔に保ち、歯の治療を受ける場合には、薬を服用していることを歯科医師または口腔外科医師にも伝えてください。

静岡県薬剤師会 医薬品情報管理センター 所長 大石 順子
静岡県薬剤師会 医薬品情報管理センター
所長 大石 順子

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