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「薬は食後」は常識か?---効き目に応じ起床、就寝時も

平成21年6月18日掲載

薬を服用する時間は、ほとんどが食事を中心に決められています。これは、食事をすることで、薬の飲み忘れを防ぐことが主な理由です。しかし、食事により効き目が増減したり、副作用が強くなったりする場合もあり、服用方法をきちんと守らなければいけません。

例えば、糖尿病の薬は、ほとんどが食前や食直後に服用するよう指示されています。

また、十分な薬効を得るために食後に服用してはいけない薬として、ビスフォスフォネート系の骨粗しょう症の薬があります。この薬は起床時にコップ1杯の水とともに服用し、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲料や食物をとらないようにします。

睡眠薬であるクアゼパム(商品名:ドラール)は、胃の中に食物があると、薬の吸収が高まり、空腹時の2~3倍の効果になることが報告されています。このため「就寝前の空腹時に飲み、飲んだ後は夜食などを摂らないでください」と注意があり、夜食にちょっとお茶漬けを食べたり、ミルクを飲むことは避けてください。

今年4月に発売された、1回の服用で効果が7日間持続する抗菌薬(ジスロマックSR)は食事の影響を受けやすく、食後に服用すると空腹時服用に比べて効き目が強くあらわれ、下痢などの副作用が起こりやすくなります。

薬は胃を荒らすから食後に服用する、と思っている常識を見直しましょう。

静岡県薬剤師会 医薬品情報委員 久保田 節子
静岡県薬剤師会
医薬品情報委員 久保田 節子

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