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14.睡眠薬と併用禁忌の薬も

平成19年8月31日掲載

最近、加齢によるものだけでなく環境や働く時間の違いなどによる不眠を訴える方が増えています。その需要に応えるようにいろいろな市販薬が販売され、抗ヒスタミン薬であるジフェンヒドラミン(商品名:ドリエル、ネオディ)の他、鎮静作用がある抑肝散、酸棗仁湯などの漢方製剤を基に生薬で構成されている商品があります。また、「GABA」と言われる成分が含まれる食品もよく見られるようになりました。GABAは元々人体に備わっている物質γ-アミノ酪酸のことで脳内の興奮を抑える働きがあります。
これらの市販薬などはストレス等の原因で眠れないような軽い症状には効果があり、気軽に使えます。気をつけなければいけないのは、抗ヒスタミン薬は前立腺肥大や、一部の緑内症の患者さまには服用しない方がいい場合があり、かかりつけ医に確認することが必要です。
市販薬では効果が見られない場合や、不安感などの神経症状あるいは食欲不振など身体症状を伴う場合は、精神的疾病などの病気によることもあるので受診しましょう。医療機関で広く用いられている睡眠薬は依存性も少なく効果も優れ、安全で寝酒より肝臓の負担も少ないと言われます。その他、セント・ジョーンズワート(西洋オトギリ草)という気持ちを落ち着かせると言われているハーブもありますが、医薬品と相互作用を起こすことがあり、併用できないことがあります。
14回にわたって連載した「薬を上手に使うために」は今回で終わりになりますが、薬だけでなく、食品、サプリメントの相互作用を気軽に薬剤師に相談していただき、薬を上手に使っていただきたいと思います。

静岡県薬剤師会
副会長 曽布川和則

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