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11.更年期障害に漢方療法

平成19年8月10日掲載

女性の一生は、大きく分けると「小児期」「思春期」「性成熟期」「更年期」「老年期」の5つに分けられます。そのうち更年期とは卵巣の機能が衰え始め女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少する期間を指します。一般的に個人差はありますがおおむね45才から55才頃をいいます。

ホルモン分泌のバランスの乱れに伴い、生理不順が始まると、前後して、ほてり、のぼせ、めまい、発汗、しびれ、頭痛、イライラといった様々な症状がでてきます。このような更年期障害の治療法にはホルモン補充療法の他、近年漢方薬が使われるケースが増えています。

漢方療法は全身の状態を整えて、体の変調に対する調整力を高める働きなどによって、冷えや頭痛、肩こり、めまいなどの症状に効果を発揮します。ホルモン補充療法より気楽に使えるのがメリットです。
市販の漢方薬は効き目が穏やかで、副作用が出にくいのが特徴です。薬局の薬剤師に相談して選びましょう。

また、食生活においても食物繊維やカルシウム、魚の脂肪に含まれるEPA,DHAやゴマ油に含まれるα-リノレン酸、そしてビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール等の栄養素を取り入れることも、症状の緩和とその後に注意しなくてはいけない骨粗しょう症や高脂血症等の病気予防に役立ちます。

ところで更年期は女性特有のものだと考えられてきましたが、働き盛りの男性で心と体に女性と同じような症状が認められる男性更年期障害も最近認知され始めました。昔は更年期が終わるとすぐ老後でしたが、今は人生八十余年、折り返し地点と思い男女を問わず、更年期を焦らず無事に乗り切りたいものです。

静岡県薬剤師会
副会長 石川優子

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