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10.骨密度減少進めば薬物治療

平成19年8月3日掲載

骨粗しょう症とは、骨の量(骨密度)が減少し徐々に骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。閉経後の女性に多く、骨粗しょう症を放置すると骨折の危険性が高まり、高齢者では骨折から寝たきりへとつながってしまう事もあります。

骨粗しょう症は、食事療法・運動療法の上に成り立っています。つまり、食事からカルシウムやビタミンDなどをしっかり取ること、運動すること、適度に日光を浴びることなどをきちんと行います。しかし、骨粗しょう症が進行し骨密度が大幅に減少している人はこれらに加え薬物による治療を行います。
現在、治療に使われる薬は、骨の吸収(骨が溶ける)を抑える薬、骨の形成(骨を作る)を助ける薬、吸収と形成の骨代謝を調節する薬の三つに大別できます。骨の吸収を抑える薬としてカルシトニン製剤・ビスフォスフォネ-ト製剤・女性ホルモン・イプリフラボン・ラロキシフェン、骨の形成を助ける薬としてビタミンK2、吸収と形成を調節する薬としてビタミンD3・カルシウム剤などがあり、そのうちいくつかを組み合わせて治療に用いる事もあります。
気をつけたいのは、市販されている薬やサプリメント、そして「骨の健康が気になる人」の特定保健用食品です。これらには、カルシウムやビタミンD、ビタミンK、大豆イソフラボンなどが含まれており、これらの成分と処方された薬が相互作用を起こすことが考えられます。薬の種類によっては、服用する時間をずらすなどの方法により効果的に使うことも可能です。薬による治療で迷うことがあれば、かかりつけ医や薬剤師に相談するとよいでしょう。

静岡県薬剤師会
医薬品情報委員長 天野栄次

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