このページのトップ

現在の位置: トップページ薬剤師と薬局薬剤師に聞こう › 7.症状に合った下痢止めを



ここから本文です

7.症状に合った下痢止めを

平成19年7月13日掲載

下痢をしたときは、下痢によって失われやすい水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)を補いながら安静にして治まる場合もありますが、急な下痢で特に強い腹痛や血便などの症状がない場合は、自分の体質・症状に合った市販の整腸剤や下痢止めを用いて様子をみる方法もあります。

整腸生菌剤は腸の働きを整え下痢の時は止める方向に働きます。生薬のケツメイシなど便が柔らかくなる成分が配合されている整腸剤の服用は控えてください。

おなかの痛みを伴う場合は、ロートエキスなど胃腸の異常な収縮を抑える成分の入っている下痢止めが効果的ですが、持病や併用薬によっては避けたほうが良い場合があります。服用前に医師・薬剤師に相談してください。また、妊娠・授乳中は避けてください。

塩酸ロペラミドは腸の運動を抑えるとともに腸管内の水分を減らし下痢を止めますが、便秘が起こりやすいので下痢が治まったら服用を中止してください。腸の粘膜を保護し炎症をおさえるタンニン酸アルブミン(牛乳アレルギーは禁忌)や、殺菌作用を持つ塩化ベルベリン・クレオソート・アクリノール、生薬のゲンノショウコ、なども下痢止めに用いられる成分です。

乳幼児や高齢者のひどい下痢、発熱・強い腹痛・水様性の下痢・嘔吐・血便がある場合、海外旅行から帰って間もない下痢、家族そろってひどい下痢などは医療機関を受診します。食中毒のときは、強力に下痢を止めると体内に有毒なものが長く残ってしまうので、医師の指示を受けてください。下痢の原因となる病気がある場合、むやみに薬で症状を抑えるのではなく、受診して根本的な対策をたてる必要があります。

静岡県薬剤師会
医薬品情報委員 荒井裕子

このページの先頭へ戻る