このページのトップ

現在の位置: トップページ薬剤師と薬局薬剤師に聞こう › 23.夢感じる「くすりの宇宙」



ここから本文です

23.夢感じる「くすりの宇宙」

平成18年3月27日掲載

最終回はくすりの発見や開発について紹介する。

医学、薬学の進歩はめざましく、新しく開発された医薬品によって病に苦しむ人々に希望を与えています。医薬品の原点は、自然の中にある草根木皮をはじめとする多くの天然物質であり、長い年月をかけて先人たちが経験的に薬効を見出し利用するようになり、現在も医薬品として使用されている物が数多くあります。

近代になって、科学技術の発展によりこれらの有効成分が発見され、化学的に合成されるようになりました。また、様々な病気の原因が解明されるようになり、その原因に対応した新しい医薬品が続々と開発されています。

医薬品の発見や原料には意外な物が沢山あります。ペニシリンがアオカビから発見されたことは有名な話ですが、それ以外にもイタリアのサルジニア島の下水汚泥から現在の医療に欠かすことのできない抗生物質が発見され、金はリウマチの炎症を抑え、白金は癌の治療薬として、成人男性の尿から抽出された酵素は血管内の血栓を溶かし、そして人を殺傷する爆薬に使用されるニトログリセリンは心筋梗塞のくすりとして多くの患者を救い・・

医薬品は広大な宇宙に輝く満天の星の中から有効な物質を発見するようなもので、その開発にロマンを感じます。くすりには有効性、安全性、品質の三要素が確保されなければなりませんが、一方で副作用等避けて通れない問題もあります。私たち薬剤師の責務は皆様が安全にくすりを使用していただくことにあります。身近にいる薬剤師を積極的にご利用いただき、健康な日々を過ごされるを願っております。

静岡県薬剤師会 会長 斉藤文昭
静岡県薬剤師会
会長 斉藤文昭

このページの先頭へ戻る