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18.ドーピング禁止物質 育毛剤や胃腸薬に

平成18年2月13日掲載

いよいよ始まった冬季オリンピック。いつも話題になるドーピングについて解説する。

2年前のアテネオリンピックではハンマー投げの室伏選手のメダルが金になるか銀になるかで、ドーピング(薬物使用)問題がずいぶん注目されました。

今、開催されているトリノ冬季五輪では、スケルトン競技のメダル最有力候補とされるランド選手(米国)が、育毛剤に含まれる成分のドーピング違反で出場できなくなるなど、思いがけない「うっかり」ドーピングも問題となっています。

スポーツ選手が、ちょっと風邪気味だけど漢方薬なら安心だろう、と思い葛根湯をのむと、ドーピング検査に引っかかってしまいます。ドーピング禁止物質はかぜ薬だけでなく、胃腸薬、滋養強壮薬など広範囲に含まれています。このような時、薬剤師は禁止物質を判断して適切なアドバイスにより防ぐことができます。

薬物の問題は、ドーピング検査がある一部のトップアスリートやスポーツ選手に限ってのことではありません。病気でもないのに薬物の力を借りて自分の体を維持していたり、無理なダイエットをしている人もいます。身の回りには薬やサプリメントがあふれていて、簡単に手に入ります。それだけに、不必要な薬物は使わないようにすることが大切です。

スポーツだけでなく、社会生活においても、「ルールをしっかり守って誰が見ても恥ずかしくないプレーをする」フェアプレーの精神を持ち、正々堂々と胸を張って100%ファプレー宣言をしましょう。

静岡県薬剤師会医薬品情報管理センター 室長 大石順子
静岡県薬剤師会医薬品情報管理センター
室長 大石順子

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