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16.花粉症治療、飛散前から

平成18年1月30日掲載

立春の声を聞くと気になるのが花粉症。

治療や対処法について解説する。花粉症は主に風媒花植物の花粉が鼻や眼に入り、アレルギー反応によって種々の症状を起こす疾患です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみや涙目を主症状とし、咽頭の痛みやかゆみ、耳のかゆみ、肌荒れ、花粉量が多いと全身のだるさ、熱感、寒気、頭痛、めまいなどを起こすこともあります。

春はスギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカバなどの樹木、夏はカモガヤ、オオアワガエリ、スズメノテッポウなどイネ科、秋はブタクサ、カナムグラ、ヨモギ等の雑草の花粉が原因となります。

体内に侵入した花粉に含まれているアレルギーを起こす物質がリンパ球と反応し、抗体ができます。この抗体は眼や鼻の粘膜に分布している肥満細胞と呼ばれる細胞(体の肥満とは関係ありません)と結合して、再び花粉が入ってくると、肥満細胞はヒスタミン、ロイコトリエン、サイトカインなど各種の刺激物質を出して花粉症の症状を起こします。

治療は花粉が本格的に飛ぶ1,2週間前から始め、体や服に花粉を付けないようにし、適切な薬での治療で症状を和らげることができます。

初期には遊離抑制薬、抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬を使い、花粉が大量に飛び始め、症状が強くなってくると局所ステロイド薬や内服のステロイド薬を追加します。ステロイドには強力な効果のある注射薬もありますが、副作用が強く、勧められません。たばこ、アルコール飲料、過労、睡眠不足、かぜなどは花粉症を悪化させる要因になります。

静岡県薬剤師会 広報情報委員 高柳郁代 
静岡県薬剤師会
広報情報委員 高柳郁代

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