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14.ステロイド使用注意守って

平成18年1月16日掲載

ステロイド外用薬の上手な使い方を開設する。

ステロイド外用薬は副腎皮質ホルモンを含むもので、炎症を抑える作用があるため、いろいろな皮膚炎に使用されることが多く、「良く効く薬」という反面「恐い薬」というイメージがあるようです。

しかし、的確に使用すればそれほど恐れることはありません。ステロイド外用薬には軟膏、クリーム、ローションがあり、使用するときには患部の場所や症状に適した強さと剤形が選ばれています。

そのため、決められた使用部位、回数、量を守ることも大切なことです。体の部位によって皮膚がステロイドを吸収する速度が違うので、吸収率の高い部位にできた炎症には弱めのステロイド外用薬、吸収率の低い部位には強めのステロイド薬が選ばれます。

つまり、手や足の裏など皮膚の厚い部分には強めのステロイド薬を、体幹、四肢、頭皮など広域にわたって塗布する場合、ある程度弱めのものになります。特にまぶた、顔面、陰部など皮膚が薄いところには、弱いものが使われます。頬などはステロイドが吸収されやすく、腕の吸収率の13倍といわれるので、使い心地がよいからと勝手に化粧の下地として顔に塗ったり、長期に使用すると皮膚が萎縮して薄くなったり、赤くなるなどの副作用が出やすいので注意が必要です。

長期の使用や、広範囲に多量を使うときには、内服ほどではありませんが、副腎機能が影響を受けることがあります。とくに2歳以下の小児ではステロイドが吸収されやすいので勝手な使用は避けましょう。

静岡県薬剤師会 広報情報委員 久保田節子
静岡県薬剤師会
広報情報委員 久保田節子

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