このページのトップ

現在の位置: トップページ薬剤師と薬局薬剤師に聞こう › 12子供の服用、説明書読んで



ここから本文です

12子供の服用、説明書読んで

平成17年12月19日掲載

子どもの薬の量の考え方を解説する。

子どもが風邪をひいた時、買い置きの大人の薬を半分ぐらいにしてのませたり、また、大人より体重があるからいいだろう、と大人と同じ薬をのませていませんか?

風邪の症状はくしゃみ、鼻水、咳、熱など、子どもでも大人でもだいたい同じようなものですから、風邪薬も量さえ気をつければ同じ薬で構わないと思われるかもしれません。しかし、子どもは大人を小さくしただけではなく、体重が大人と同じくらいであっても、薬を代謝して排泄する肝臓や腎臓の働きが充分発達していません。また、子どもには避けた方がいい成分が、薬局で売っている薬だけでなく医療用医薬品の鎮痛薬や抗菌薬などにもたくさんあります。

例えば、解熱鎮痛薬として昔からよく使われているアスピリンは、安全性の高い薬のひとつですが、 15才未満の子どもには禁忌です。水痘(水ぼうそう)やインフルエンザの時の使用で、発症はまれですが死亡率の高い、嘔吐、意識障害、けいれん、肝機能障害などの症状を示す「ライ症候群」を引き起こす可能性があります。

このような危険を避けるために、服用前には薬と一緒に入っている添付文書(説明書)を必ず読みましょう。

また、子どもの場合、味や臭い、のみ心地が気に入らないと薬をのんでくれないこともあります。そのような時は、薬局には薬剤師がいますから、何でも相談して、子どもの個性を尊重しながら薬と上手につきあうようにしてください。薬は安全に使ってこそ、薬です。

静岡県薬剤師会医薬品情報管理センター 室長 大石順子
静岡県薬剤師会医薬品情報管理センター
室長 大石順子

このページの先頭へ戻る