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1.印籠の中身は・・・

平成17年9月26日掲載

薬の種類が豊富になる一方で、服用に迷うことも多い。知っておきたい基礎知識や新しい情報を紹介する。

テレビ時代劇の水戸黄門の魅力は「この紋所が眼に入らぬか」の名台詞につきます。あの三つ葉葵の紋所がついた印籠の中には薬が入っていたことをご存知でしょうか。

当時、我が国には薬剤師という職業はなかったので、常備薬として丸薬等を薬問屋から購入し印籠に入れて持ち歩いていました。薬剤師は欧州等の香料商人に端を発するとされ、長い歴史の中で常に公正を身上として厳格な職業人を作り上げてきました。

1240年、神聖ローマ帝国フリードリッヒ2世による医薬方勅令により、医師の処方により薬剤師が調剤を行い患者に医薬品を提供する医薬分業制度が出来ました。欧米の薬剤師は医薬品の品質確保や適正な管理等を行い、地域社会の医薬品取り扱い責任者としてその職能が国民の支持を得ています。

日本では明治になり近代国家建設のため、ドイツに医療制度を学び薬剤師制度が導入されました。日本の薬剤師制度は欧州に比べて600年以上の隔たりがありますが、医薬分業率も50%を超え国民の半数以上が薬剤師を通じ医師の処方する医薬品を手にする時代になりました。

その信頼に応えるべく来年から薬剤師教育は6年制になり高度な知識と技能を持った薬剤師が輩出されます。皆様が使用する大衆薬はもとより全ての医薬品の品質、有効性そして安全性確保のために薬剤師職能があります。

お薬のことは何でも気軽に薬剤師にご相談いただき、現代の印籠の中身の良きアドバイザーとして薬剤師を活用して下さい。

静岡県薬剤師会 会長 齊藤文昭
静岡県薬剤師会
会長 齊藤文昭

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