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手足口病の治療について---対症療法が中心、高熱や嘔吐、脱水症状に注意

平成22年5月24日掲載

質問

3才の息子。手足にブツブツが出来てきたので、近所の医院に連れて行くと、今流行の「手足口病」と言われましたが、何もお薬がでませんでした。治療薬など「手足口病」について教えてください。

回答

手足口病とは夏風邪の一種です。5月から8月ごろに流行し、1歳から4歳までの乳幼児がよくかかります。今年は、過去11年間の同時期としては最も多く、特に中国地方を中心とした西日本で報告数が増加しています。

症状は病名の通りで、手・足・口の中に発疹(ほっしん)が出来てきます。発疹は水疱(すいほう:水ぶくれのこと)になったり、破れたりすることもあり、2~3割の子供が38度以上の発熱を起こします。

手足口病の原因となるウイルスに対する薬はないので、手足口病に特定の治療法や予防接種はありません。予防法としては、風邪をひいている子どもに近づかない、手洗いと言った一般的な注意になります。

治療は必要に応じて、発熱、頭痛、口腔内の潰瘍の痛みなどのそれぞれの症状に対処し、水分を補給する対症療法が中心になります。特に治療しなくても発疹は1週間以内には自然に治りますが、まれに髄膜炎を起こすことがあるので、高熱・頭痛・痙攣(けいれん)や嘔吐(おうと)などの症状がある場合や、口の痛みが強くて水分がとれない、おしっこの量が少ないなどの脱水状態のおそれがある場合は医師の診察を受けて下さい。

手足口病はよくある病気ですが、特にこれからの夏は脱水になりやすいので、お母さんが気を付けて水分をあげましょう。 。

大石順子 (社)静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター所長

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