このページのトップ

現在の位置: トップページおくすり相談静岡新聞「薬の相談室」 › 市販育毛剤 効果ある成分は---学会がガイドライン作成 並行して生活習慣改善を



ここから本文です

市販育毛剤 効果ある成分は---学会がガイドライン作成 並行して生活習慣改善を

平成22年4月26日掲載

質問

34才の男性。脱毛症で悩んでいます。市販の育毛剤にはいろいろな種類がありますが、本当に効果がある成分はどれですか?

回答

額の生え際や頭頂部の髪が思春期以降に薄くなる男性型脱毛症は、遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられ、さまざまな塗り薬や飲み薬などの育毛剤が発売されていますが、医学的根拠に基づいた有効性は検証されておらず、頭皮が炎症を起こすなどの問題も起きていました。

そこで、日本皮膚科学会は、治療薬や育毛成分などの対症法を5段階で評価した診療ガイドラインを初めて作成しました。

市販の外用剤では、第1類医薬品のミノキシジル(商品名:リアップなど)を「行うよう強く勧められる」(Aランク)、第2類医薬品の塩化カルプロニウム(カロヤンなど)を「行うことを考慮してもよいが十分な根拠がない」(C1ランク)としています。また、医薬部外品に含まれる成分のt-フラバノン、アデノシン、サイトプリン、ペンタデカンもC1ランク、セファランチンは「根拠がないので勧められない」(C2ランク)にしています。(成分名は商品に表示されています。)

発毛・育毛剤は用量を超えて使用しても効果は上がらず、副作用のリスクが高まるので、いろいろなブランドを試すのではなく、6カ月程度は使用して様子を見るようにしましょう。また、紫外線、脂っこい食事、不規則な睡眠、精神的ストレスなどは脱毛を悪化させるので、生活習慣の改善も並行して行ってください。

大石順子 (社)静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター所長

このページの先頭へ戻る