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黄砂は人体に影響あるか---花粉症など悪化する恐れも

平成22年4月13日掲載

質問

36才の女性。黄砂が飛来すると、洗濯物や車などが汚れて困っています。体にも悪い影響があるのでしょうか。

回答

黄砂は中国のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠、黄土高原の細かな鉱物粒子が強風によって巻き上げられ、上空の風に乗って飛来する現象です。砂の粒子が小さいほど遠くまで運ばれ、日本では「土降る」として俳句の季語にもなっているように、春先から初夏にかけ、東アジアを経由する低気圧の通過に伴って観測されます。気象庁によると、昨年、日本で黄砂が観測された日数は22日で、観測日数は増加傾向です。

黄砂による影響は、洗濯物や車などが汚れることは知られていますが、花粉症やぜんそくの症状を悪化させるとの指摘もあります。黄砂に付着した微生物やカビの死骸(しがい)、環境汚染物質などが関係しているとみられ、花粉と黄砂を一緒に吸い込むと、花粉の飛散量が少なくても症状が重くなったり、花粉症でなかった人が突然発症する可能性もあります。黄砂がひどい日は外出を控えるか、外出の際はマスクの着用を心掛けてください。

環境省と気象庁による「黄砂情報提供ホームページ」や、気象庁による「黄砂情報(実況図)」が公開されていますので参考になさってください。