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アルコール消毒薬について---濃度は60~95V/V%が適当 用途に応じた製品を選ぶ

平成22年4月6日掲載

質問

37才の女性。昨年、新型インフルエンザ対策で、アルコール消毒薬を準備しましたが、よく見ると、濃度に違いがあったり、医薬品や医薬部外品などと書いてあるものがありました。どのような違いがあるのでしょうか。

回答

新型インフルエンザウイルスの手の消毒にはもっぱらアルコール(エタノール)が使われます。濃度による殺菌効果の違いですが、一般に「消毒用エタノール」と言われる80v/v%くらいの濃度の殺菌力が最も強く、50 v/v%以下になると、十分な消毒効果は期待できません。また、無水エタノール(99.5v/v%以上)のように濃度が高すぎても消毒効果が低くなったり、手荒れを起こすことがあるので、60~95v/v%を選んでください。

エタノールの消毒薬は、医薬品と医薬部外品があります。また、消毒ではなく除菌を目的とした雑品(雑貨)のエタノール製剤もあります。一番の違いは、医薬品や医薬部外品は「消毒」の効能を表示できるのに対して、雑品は医薬品や医薬部外品のような効能を表示できないことです。

品質だけを考えれば、医薬品を使えばよいということになりますが、実際には、価格や入手のしやすさ、使いやすさなどを考えて医薬品、医薬部外品を使い分け、例えば、机やテーブルを拭くのであれば雑品のエタノール製剤でも十分です。さまざまな種類の製品が市販されていますが、目的に応じた最適なものを選ぶようにしましょう。

大石順子 (社)静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター所長

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